2023-01-01から1年間の記事一覧

サグラダ・ファミリアと日本の彫刻家

バルセロナにガウディの建築を見に行きました。まず、サグラダ・ファミリアから。この教会は未完成です。2026年に完成する予定とのことです。季節は夏、お昼頃の時間を予約しており、戸外に居ると直射日光が痛いくらいです。日本のように湿度がないので…

パリ再訪、クロズリー・デ・リラ

バルセロナにサグラダ・ファミリアを見に行ったついでに、パリを再訪しました。初めてパリに行ったのは、もう7年ほど前になります。その時は、パリに7泊ほどして、パリの名所を見て回りました。今回は、サン・ジェルマン・デ・プレ地区のホテルに泊まり、…

シャルトル

シャルトル 8月の終わりにシャルトルの大聖堂を見に行きました。シャルトルはパリのモンパルナス駅から電車に乗り、1時間ほどのところにあります。モンパルナス駅で切符を買うのに手間取りました。言語を選ぶのに、ダイヤルのように回すということに気づく…

バルザック「グランド・ブルテーシュ奇譚」

今回はバルザックの短編集についての書評である。バルザックの翻訳は多数出版されている。その中で、岩波文庫の訳はかなり古いので、注意が必要である。旧字体でそのまま流通しているものもある。旧字体では、内容を理解する以前に、読み進める困難さが生じ…

海辺のカフカ

私が高校生の頃、村上春樹の「海辺のカフカ」が発売され、学校のクラスの皆が読んでいた。私は、みんなが読んでいるものなぞ誰が読むか、といった気持ちで、読んでいなかった。その後、大学を卒業し、仕事をするようになってから、読んでみた。それなりに長…

天橋立と与謝野晶子

年明け早々、京都駅前でレンタカーを借りて、天橋立まで行ってきた。松島、宮島とともに日本三景の一つに数えられる天橋立だが、いってみると、昭和天皇や、与謝野鉄幹、晶子夫妻の歌碑があったりと、詩情に溢れるところであった。与謝野晶子と関連して今回…

森鴎外 ウィタ・セクスアリス

森鷗外のウィタ・セクスアリスについて。題名は、ラテン語でvita sexualisのこと、「性欲的生活」という意味である。哲学者の金井湛(かない・しずか)が自らの性生活について語るという体裁をとっているものの、実際には鷗外自身の性生活がモデルとなっている…

森鴎外 ウィタ・セクスアリス

森鷗外のウィタ・セクスアリスについて。題名は、ラテン語でvita sexualisのこと、「性欲的生活」という意味である。哲学者の金井湛(かない・しずか)が自らの性生活について語るという体裁をとっているものの、実際には鷗外自身の性生活がモデルとなっている…

森鴎外 ウィタ・セクスアリス

森鷗外のウィタ・セクスアリスについて。題名は、ラテン語でvita sexualisのこと、「性欲的生活」という意味である。哲学者の金井湛(かない・しずか)が自らの性生活について語るという体裁をとっているものの、実際には鷗外自身の性生活がモデルとなっている…

森鴎外 ウィタ・セクスアリス

森鷗外のウィタ・セクスアリスについて。題名は、ラテン語でvita sexualisのこと、「性欲的生活」という意味である。哲学者の金井湛(かない・しずか)が自らの性生活について語るという体裁をとっているものの、実際には鷗外自身の性生活がモデルとなっている…

守銭奴

池袋の東京芸術劇場でモリエールの「守銭奴」の舞台をやっていたので、行ってきた。アルパゴン役を演じるのは佐々木蔵之介。舞台はパリ、時代も違うので、実際に演じられたら、どうなるのかな、と思って見たが、意外にも面白く見る事ができた。ほぼ原作通り…

村上春樹・ノルウェイの森

大学生の時、友人と話していたら、村上春樹の話になり、彼の作品は高校時代に全部読んだぜ、なんて言っている男がいた。私は、村上作品は小説だけでなくエッセイもかなり好きで、「村上朝日堂」や「村上ラジオ」などかなり楽しく読んできたし、何度も読み返…